妊娠中〜産後の骨盤ベルトの巻き方とそのデメリットとは?

世界の女性に笑顔と元気を!
女性のための鍼灸整骨院「ひろゆらり」です。

本日は妊婦さん、産後ママさんによく質問を受ける、
「①骨盤ベルトの締め方」と、
「②骨盤ベルトの欠点」
についてお話したいと思います。
特に、2つ目の「骨盤ベルトの欠点」は、
女性なら知っておいていただきたい大切な内容ですので、
ぜひ理解していただければと思います‼︎
それでは始めます。

妊娠〜産後の骨盤ベルトの目的

妊娠中から産後は、ベルトがあると楽に生活できることから、
様々なベルトメーカーさん、下着屋さんが妊婦ベルト、
産後骨盤ベルトを開発して販売されています。
普段診療している妊婦さんから、
「どのベルトを購入すればよいですか?」
とベルトが必需品のように考えておられるような質問を受けます。
私が必ずお答えするのは、

「妊婦ベルトや産後ベルトは必ず必要なものではありませんよ」

ということです。
では、何のために骨盤ベルトを巻くのか?下にまとめてみますね。

1、妊娠中、骨盤や腰痛が出た時の一時的な応急処置で巻く

2、就寝中に寝がえりをしやすくするために軽く巻いておく

3、普段よりも歩く距離が長くなる日などに巻いて歩く

4、日常ずっと巻いておくことはかなりデメリットあり。。

私が特に有効に感じる部分は、2の寝がえりをしやすくする目的で、
巻いておくことです。

 

寝がえりは無意識での骨盤矯正

みなさん寝られる時は、自然に寝がえりされますよね?
これには実は、骨盤と背骨を動かしてゆがみをリセットする
働きがあることをご存知でしたか??
しかし、妊娠中と産後は寝がえりがとてもしにくくなりますね。
こんなときに、ベルトを軽く巻いておくだけでかなり、
寝がえりがしやすくなります。

骨盤ベルトの巻き方

骨盤ベルトの詳しい巻き方は同じサイト内のブログに、
書かせていただいておりますので、
こちらもぜひご参考にされてください。↓↓

妊娠中〜産後の骨盤ベルトの巻き方

ですが、今からお話しする骨盤ベルトの欠点を
よく理解した上でお使いください。
ベルトがよくないわけでは決してありません。
ですが、物事のメリットとデメリットをよく理解して
使用することが重要ということです。

 

骨盤ベルトの欠点

それでは、骨盤ベルトの欠点、デメリットについてお話します。
ベルト業者さんは「妊娠中ははやめにベルトを巻いて、
産後もベルトで締めることによって骨盤を締めましょう。」
と謳っていますね。
正直にこれは、業者さんからのクレーム覚悟で書きますが、
絶対にやってはいけないことだと断言できます。
それがなぜか?順に説明したいと思います。

欠点1、筋力が弱る

これはお気付きの方の多いと思いますが、
骨盤ベルトは筋力の代わりをしてくれますので、
巻くことにより骨盤に安定感がもたらされますので、
非常に楽に動けるようになります。

ですが反対に、自分の筋力はどうなるでしょうか?
ベルトを巻かれることにより、
自分の筋力は楽をできるわけですから、当然弱ります。
骨盤の安定感を得たいがために、
巻いたベルトで筋力が弱り、不安定な骨盤を作る…。
こんなに本末転倒なことはありませんね。

ベルトを巻く際は、痛いときだけにして、和らげば、
外しておくことが重要です。
特に妊娠初期からベルトを常時巻くようなことは避てください。
お腹の大きな後期に筋力が弱いと本当に大変なことになります。

欠点2、骨盤の動かし方が下手になる

骨盤周囲や腰痛の方に共通していることがらとして、
筋力の強い弱い以前に、骨盤をうまく動かせないことがあります。
特に妊娠中は大きくなっていくお腹に対して一番バランスが
とれる位置に骨盤が自動的に動いてくれて安定していると、
筋力に自信のない方でも全く痛みなく生活できます。
よくスポーツをされていた妊婦さんに腰痛や骨盤痛が少ないので、
筋力が強いという考えになりがちですが、
筋力そのものは一般の方と比べて強いわけではなく、むしろ
骨盤の使い方が上手いので痛みが出ないというのが本当です。

骨盤の動かし方が下手→痛みが出る→ベルトで補助→痛み取れる
→動かし方がもっと下手になる→もっと痛みが強くなる…。

こんな悪循環に陥ります。
痛みの強さにもよりますが、軽い痛みならその痛みを感じていた方が、
骨盤の動かし方が上手になるときが多いです。
痛み=悪いもの ではなく、
「痛み=体の動かし方を上手にしてくれるサイン」ですので、
軽痛みならあえてどう動けば痛くないか?を工夫しながら生活することも
ひとつの治療方法といえるかもしれません。
(痛みが強いときは、あまり我慢せず相談くださいね。
一緒に動かし方を練習しましょう顔文^ – ^!(◎_◎;)))

欠点3、ベルトでは産後骨盤は閉まらない

産後にベルトを数ヶ月から半年以上巻かれた方もおられるかと思います。
ですが、産後に骨盤をベルトで強く締めることで得られることは、
しまった感覚くらいで、正直なところあまりありません。

それは、欠点1欠点2でも述べましたが、
筋力、動かし方ともに低下していまい、結果的に
使えない骨盤になってしまうからです。
私たちが大切にしていることは産後は体操や運動を
通して体作りを行うことです。
具体的な方法は別の機会のブログでお伝えしようと思いますが、
実際に自分の体を動かすことで、得られる骨盤の器用さや
力強さは、ベルトの数十倍の痛み予防効果、スタイルアップ効果が
あります。

骨盤ベルト使用方法のまとめ

今まで述べたことをまとめます。
・ベルトは痛いときに応急処置で使う

・痛くないときは極力使わない

・妊娠中から産後は筋力を落とさないよう、歩くことを意識する

・ベルトに頼りすぎると筋力、動かし方ともに低下する

・寝がえりをしやすくして、骨盤のゆがみを矯正する効果がある

・痛いときは我慢せず使う

・産後はベルトより、運動、体操が大切

 

いかがだったでしょうか?
少しベルト批判とも取られることを承知で書かせていただきましたが、
ベルトはデメリットとメリットを理解して使用していただきたいという
ブログの趣旨をご理解いただければ幸いです。
それでは毎日楽しいウーマンライフを!