妊婦さん・産後ママさんの恥骨(ちこつ)痛

「恥骨が痛むのですが大丈夫ですか?」

妊婦患者さんからよく相談されるお悩みのひとつです。ちなみに恥骨というのは…

chikotu

 

僕が指を指しているここです。骨盤の前の部分で、正確には「恥骨結合部」というところです。これは左右の恥骨が軟骨を間に挟みくっついている場所のことをいいます。この部分が妊娠後期になると痛み出すことが多くなるんですね。原因として、大きく下の3つが考えられます。

  • 子宮が大きく、重くなり恥骨(恥骨結合)が広げられる
  • リラキシンという骨盤弛緩作用を持つホルモンの影響
  • 単純に運動不足

特に3つ目の運動不足が大きく影響しています。恥骨痛は助産師さんに聞くとここ10年くらいで多くなってきいる痛みで、20年以上前ではほとんどなかった痛みだそうです。恥骨を安定させてくれる筋肉を使う動作として、和式トイレでしゃがむ・雑巾をかける・床から立ち上がる・凸凹した道を歩く・・・

みなさんいかがでしょう?最近このような動きあんまりないですよね…(^^; 僕も正直ほとんどないです。。。

現代は拭き掃除をより楽にするために、高性能掃除機やクイックルワイパー的なものもたくさん売られていますし、トイレはほとんどが洋式です。お年寄りが楽に生活できるようにとバリアフリーの施設もたくさんありますが、僕たち若者がバリアフリーでいる必要はないですね。。今の10代・20代が高齢者に差し掛かるころには一体どんな世の中になっているのか、真剣に不安に思います。

この環境で恥骨を安定させてくれる筋肉「骨盤底筋群」が弱ってしまい、恥骨が不安定になり恥骨痛の原因になっているんですね。

では、どうすれば恥骨痛が軽減できるのか?痛い人に雑巾がけをしたらいいですよ。なんてことは言いませんのでご安心を(笑)  和式トイレも妊娠後期には無理です。
ひろゆらりでは恥骨痛に対して、骨盤底筋の体操指導・特殊なバランスディスクを用いて軽い足ふみ体操を行っています。
本当に妊婦さんでも簡単に出来る体操なので、運動が苦手((+_+)) という方こそ試していただきたいと思っています。体操指導後、骨盤ベルトやさらしの巻き方を指導させていただき、骨盤を安定化させることで恥骨の痛みを軽減する治療を行っています。このような悩みをお持ちの方は恥ずかしがらず(恥骨だけに)、気軽に相談してください。  (*´ω`)

恥骨痛ではなく、下腹部痛を恥骨の痛みだと思い込んでいる方もごくまれですがいらっしゃいます。私の痛みは恥骨なのかな?と不安な方は担当医にまず確認していただくか、ひろゆらりまでお越しください。ちなみに経産婦さん(出産経験のある妊婦さん)の方が初産婦さんに比べ恥骨痛が多く、初期からこの症状が出る方もおられます。早い方では安定期に入る16週以前でも恥骨痛が見られる方もいます。ご不安な場合も含め、気軽にひろゆらりまでご相談くださいね(^^♪