産後のむくみ、3つの原因と対処法

出産後から、手足のむくみで悩まれている方も多くいらっしゃると思います。

最近、出産後2・3日たって「足首がなくなるぐらいむくみがでている。」「足がパンパンでいつぐらいまでむくみは続くのか。」「妊娠中は全くむくんでいなかったけど、産後にむくみがでている」と言われる声をよく耳にします。

今日は、産後のむくみについてお話しします。

むくみってなに?

心臓がポンプのような働きをすることにより、体内に流れる血液は動脈を通して水分や栄養分を細胞へ供給する役目を果たしています。

それと同時に、細胞内で不要となった水分が、静脈やリンパ管に戻ってきて再び体内を循環します。
しかし、静脈やリンパ管がスムーズに流れずに、水分が溜まってしまっている状態がむくみです。

産後のむくみは、いつまで続くの?

産後、急にでてきたむくみは一時的な場合が多く、1ヶ月ぐらいで、むくみは治ることが多いです。

産後、むくみの原因

1.出産による水分変動

妊娠してから、胎児に栄養を送るためにお母さんの血液量は妊娠前に比べ、3倍ほど増えています。胎児を守るために、羊水の量も増えています。

この妊娠中に増えた、血液や水分が出産と同時に身体の外に排出されるので、水分量が大きく変動します。
急に増えた水分がなくなるので、身体は水分を蓄えようとしてむくみが起きやすくなります。

2.授乳のための水分調節

産後、女性の体では、授乳の準備が始まります。授乳によって水分が失われることに備えて、体が水分を溜め込もうとするため、むくみが起きやすくなると言われています。

3.帝王切開後の循環

普通分娩に比べると、帝王切開で出産した人の方がむくみに悩むことが多いです。

分娩から帝王切開後、長期間寝たまま過ごすと身体の一部または複数部位が圧迫され、この圧迫が原因で血流が悪くなり、心臓への血液の循環が悪化してしまいます。心臓から遠い部位、主に足に血液が溜まり、これがむくみとなると言われています。

 対処法

1.温める

夏は特に、冷房で冷えている方も多くいらっしゃいます。
足湯など足から温めると、全身の血液循環もよくなります。
最近は、腰から冷えている方も多い印象があるので腰を腹巻きなど冷やさないようにするのもむくみには効果的です。

2.産後1ヶ月は動きすぎない

産後の1ヶ月間は、妊娠、出産で頑張った身体を休める期間です。子宮は、赤ちゃんが産まれてすぐに元の大きさにはならずに、少しずつ風船がしぼんでいくみたいにゆっくり戻っていきます。骨盤もグラグラだったのが、子宮の戻りやホルモンバランスによりゆっくり安定していきます。なので、この期間に動きすぎてしまうと体を休めるのにエネルギーが使えずに、むくみや身体の不調がとれにくくなります。

昔は、病院ではなく自宅出産が一般的でした。産後のお母さんたちは、しばらく布団を敷いたままにして、できるだけ横になって体を休めていました。お産から3週間~1ヶ月後に布団を片付け、通常通りの生活に戻ることを「床上げ」と呼んだのです。
その頃には、多くの人が体力を取り戻し、悪露や会陰切開・裂傷の傷口もほぼ治っていたそうです。
今は、核家族やおじいちゃん、おばあちゃんも働いている方も多くてなかなか動かないわけにはいかないという声もよく聞きます。ママも休めるときは休んで、甘えられる時は甘えてムリしすぎないでくださいね。