このようなことで悩んでいるのであればぜひこのまま読み進めて下さい。
ばね指は腱鞘炎のひとつで、指を曲げる腱の動きがひっかかることにより、曲げた指が伸びなくなります。無理に伸ばそうとすると強い痛みとともに跳ねるように伸びることからばね指という名前が付いています。
指の腱は図のように「釣竿」のような構造をしており、輪っかで腱の走行がずれないように止められています。指の使いすぎにより腱が摩擦し炎症を起こして腫れると、腱を止めている輪っかを通り抜けれなくなり、ばねのような曲げ伸ばしの原因となります。
ばね指の原因は下記の3つが考えられます。
手指の使いすぎ
仕事や、手作業の多さ、家事、育児によって日常と比較して手指を多く使うことにより、腱が炎症を起こして腫れると、ばね指(弾発指)症状が出ます。この場合、使う量以上に、その動作の慎重さ具合や、丁寧さ具合によって、より大切に慎重に動作を行うほど、負担は大きくあります。例えば、5kgのお米を頻繁に運ぶより、5kgの赤ちゃんを抱っこする方が、赤ちゃんの方がより慎重に動作を行うのでばね指になるリスクは高くなります。
頭の疲労
前述した通り、より慎重に作業するあまり目もとても集中した状態になり緊張状態になります。目の緊張は手と指の動きをこわばらせる原因となり指の腱に炎症を生じさせます。また、目と脳は神経で繋がっており目を酷使する事により頭に疲労が蓄積してしまい結果的に頭部疲労が生まれます。
内臓疲労からの骨・筋肉の歪み
内臓は人の身体でどの様な働きをしているかと言うと(毒素排出・栄養吸収・ホルモン血糖調整など)必要不可欠です。多くの方が家事・育児に昼間頑張られ、夜は夜泣きなどで睡眠不足、子どもが泣く前に急いでドカッと食事をするなどで身体を回復する時間が極端に少なくなる事で内臓機能が低下してしまいます。内臓機能が低下する事で内臓自体が固くなり下垂して行きます。下垂した内臓に合わせ身体の骨は歪み、ひどくなると骨自体が変形してしまいます。
ばね指はひっかりのある腱や腱鞘の施術がクローズアップされますが、原因となるのは内臓が疲労しその延長で背骨や骨格のゆがみが手の動作を鈍らせ、鈍い状態で動作を続けることにより、腱の負担は高くなりばね指へと進行します。
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