2024.12.30
こんにちは~(*^^*)
今月も妊婦健診の骨盤カウンセリングにいってきました。
冬の寒さも本格的になってからというもの股関節周囲の痛みやお尻周りの痛みのお悩みが増えてきました。
担当した患者さまのように【座骨神経痛】で悩む妊婦さんにはじめてほしい『座骨神経痛のケア』についてお話したいと思います。
ひろゆらりではなりもとレディースホスピタルのマザー教室、妊婦健診での骨盤カウンセリングでは行動療法をお伝えしております。
そのひとつが座り方です。
特にお尻周りや【座骨神経痛】には座り方の工夫は症状の改善にとても効果があります。
右の図のように電車やリビングで理想とはかけはなれた姿勢で過ごす人も多いのではないでしょうか?
その姿勢が骨盤の動きや筋活動に影響し、生活動作に影響をすると言われています。
お尻の穴をしめるようにして行う【お尻締の体操】もとても有効です。
骨盤の不安定性を招く原因はさまざまですが妊婦さんの場合、おおよそですがこれから重心変動がどの方向にいくかは予測できます。そのためそれに向けて予防もかねて体操をはじまることがとっても大切です。
お尻締の体操ですが、お尻をしめることももちろん、お顔を正面を向けて行うことがとっても大切です。最近はスマホやPC作業で首肩まわりの位置がわるい方も多いのでちいさな工夫も大切です。また、上の図のようにお腹が大きくなると背中や腰の負担が増えると呼吸が浅くなり、それに加えて骨盤まわりの筋肉が入りにくいポジションへの傾きます。
沢山の要因が重なり意識せずとも腰をそってしまいやすいというわけです。
あと、お尻締の体操では壁に背中を付けて行う工夫を意識してされることもおすすめです。
座骨神経痛のみならず肩こりや頭痛もこの時期本当に増えます。
今お話ししたことに繋がる方も多いと思います。
お腹が大きくなるにつれ右の図のひとのように前方に重心に傾くことで、背中や肩が動きがでない場所筋肉をかばうような位置に身体を置くことにも原因があるとされています。
特に冬場は外的な刺激である寒さなどでも重心位置は変わってしまい気がします。
さて、次は治療についてです。
さまざまな疼痛治療に鍼は効果があるとされていますが、鍼の即効性を生かし、お灸とセットですることにより鎮痛効果の持続があると考えられています。
個人的には、手技療法だけでも効果はあると考えますが、実際に治療後の経過を追うと、鍼灸を用いた治療後は鍼灸を用いらずに経過をみた場合に比べ、症状が緩和していた期間が延長されていたとお話されること患者さまも多いで鍼灸治療を併用されて利用することがとても有効だと感じます。
妊娠し一定の方が鎮痛剤を避けられる方の多い座骨神経痛、痛みに対してかなり疲幣してしまうまで我慢せず一度鍼灸治療を受けてみるのもいいかもしれません。
とはいっても、お仕事や育児でなかなかまとまった時間や、計画が練れないかたも多いとおもいますので私がおすすめしたいツボをご紹介します。
使用するのは院でもよく使用している長生灸のみどりさん
置いてツボは【太溪 たいけい】【然谷 ねんこく】というツボ
もともと足部の立ち方に問題があり疼痛を訴える方の治療穴としても使われることが多い治療点でもあります。
足のメカノレセプターの機能を向上させる目的でよくお灸を用いる鍼灸師の先生も多いのですが特に温熱療法ではこのツボが有効と考え治療されることが多いです。
実際に妊娠中は足部の循環がわるくむくみや下肢静脈瘤などで悩まれる方も多いので是非試していただけたらと思います。
足専門の治療院で重心を安定させる【解谿 かいけい】というツボもおすすめです。お腹が大きくなるとなかなかお灸をするのが難しくなる位置にはありますが問題なくできる方はこちらのツボのセットでしていただけたらと思います。
臭いの出ることを嫌う方は煙のでないタイプもあるので是非お試しくださいね(^^)/