もう長年肩こりが取れない、腕や手にだるさやしびれが出だしている、整形外科に行ってみたけどどうも良くならない、
もうずっとこのような症状を抱えたまま生活しないといけないと思っていませんか?
このようなことで悩んでいるのであればぜひこのまま読み進めて下さい。
ストレートネックとは、その名の通り「首がまっすぐ」な状態をいいます。頚椎(首の骨)は正常7つあり、横から見ると少し前にカーブを描いています。このカーブのことを「前弯」と言いますが、頚椎の前弯がなんらかの原因によってなくなり、垂直のまっすぐになってしまっている状態をいいます。
頚椎は頭の重みを頚椎をしならせながら支えることによって多少の衝撃に耐えられるように前弯を作っています。頚椎の前弯がなくなり「ストレートネック」の状態になると、頚椎にしなりがなくなりまっすぐの「柱」のようになってしまいます。これによって、骨のしなりを失うと、頭の重みを吸収できず頚椎周囲の筋肉で頭の重みを受け止めることになり、肩や首のこりの原因になります。
近年、このストレートネックが増加していることをご存知でしょうか?単なる肩こりという中にもストレートネックが隠れていて、ストレートネックになった頚椎の間から出る神経が圧迫されたり、すると腕や手にだるさなどの症状を伴うことも少なくありません。
特に良く寝違える方や、腕・手にしびれがある方は要注意です。早い段階でストレートネックになる原因を改善し、適切な可動域を頚椎含め、背骨全体に回復させてあげることが大切です。では、なぜ前弯している頚椎がストレートになってしまうのでしょうか?その原因をみていきましょう。
ストレートネックになる原因は、数パターンありますが、まずはっきり言えることは「頚椎には原因がない」ということです。ストレートネックの方は首に問題があるのではなく、背骨、重心、内臓、頭部(目など)の問題が関わります。ですので、整形外科で頚椎の牽引機を行っても、首に湿布を貼っても、首にマッサージを行っても改善しないのはこのためです。
頚椎がストレートネックになるのは、体のゆがみによって重心位置が変化することが直接の原因です。なぜ重心がストレートネックを作るのかというと、体の一番上にある頭の重さ(5kg前後)を支えるため、本来は首の骨の上に頭が乗っかっていれば、正常なのですが重心位置が乱れると頭の位置も変化し、頭を支えるために頚椎をストレートにしてなんとか支えている状態です。
ストレートネックで悩む方からよくある質問
「先生、他院でストレートネックと言われて首にマッサージをしてもらい、一時的に気持ちよかったですが、その後もっとひどい肩こりになりました。なぜでしょうか?」
このような質問を受けることがしばしばあります。これは、重心位置が乱れて頭を支えようと懸命に頑張っている筋肉をマッサージして緩ませると、どうなるか想像つきませんか?筋肉による支えを失うと、もっと頭の位置が乱れて重心が崩れてしまい、一時的には楽になっても、その後もっとつらい症状が出てきます。ではなぜ重心位置が乱れて、頭部の位置が変化するのでしょうか?
体の重心は、姿勢の変化により変わります。この原因は実は頭のストレスや内臓疲労が原因になります。実はストレスによる頭や内臓の疲労が背骨のゆがみを作り、体の重心位置が変化し、それによる頭部の位置を修正するためにストレートネックという頚椎を作っています。このことからも単なる首のマッサージや頚椎の牽引はストレートネックの症状解消には劇的な効果がないことがおわかりいただけるでしょう。
では、どのような施術を行いストレートネックを改善していけばいいのか?まず繰り返してきたように、当院では首だけに施術を行うことはしません。首そのものには原因はなく、頭部の位置を乱してしまう重心位置を本来の場所に戻していくことが重要です。
私たちの経験では、頭と内臓の疲労が背骨をゆがませ、重心位置を乱している原因になっていますので、頭の内臓の疲労をチェックし、改善していく整体(場合により鍼灸)を施していくことが大切になります。
ストレートネックで悩むあなたへ
ストレートネックは診断そのものに対する不安も大きく、骨の変形だという説明をうける方もいらっしゃいますので、とても心配されていることと察します。ですが、ストレートネックは病気ではありませんし、適切に体全体の疲労を取り除いていけば改善しますので安心してください。
首だけの問題ではなく、体全体のトラブルを解消する良い機会と捉えてもいいくらいにストレートネックは全身の状態を表しています。ストレートネックが心配で悩んでいるあなたは、やがて頚椎ヘルニアや頚椎脊柱管狭窄症などの状態に進む前に、今この機会にしっかりと体の声を聞いてあげることをおすすめします。ぜひ私たちにご相談ください。
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