2024.12.03
みなさん、生理痛はありますか?
症状や重さは人それぞれですが、腹痛や腰痛、気分の浮き沈み、食欲増進、頭痛、むくみ等々…。
症状がきつい人だと、毎周期痛み止めを服用されている方もいますよね。
生理痛はあって普通、仕方ない、痛み止めに頼ればいい、そう諦めてる方が多いかもしれません。
でも本当にそうでしょうか?
もし少しでも生理痛を自分で改善できた嬉しいですよね。
まず月経(生理)とは、簡単に言うと
不用になった子宮内膜が剥がれ落ちて、血液と一緒に体の外へ排出されることです。
この子宮内膜を体の外へ排出するために、プロスタグランジンという物質が子宮内膜から分泌されます。
プロスタグランジンは痛み物質&子宮の収縮を促す働きがあり、生理痛の原因の一つです。
このプロスタグランジンを自分でコントロールできればいいのですが、それはなかなか難しく、鎮痛剤が効果的です。
そのため、強い痛みがある方は鎮痛剤も頼りつつ、少しずつ使用量を減らせるようにしていきたいですね(^^)
では、運動するとどういった効果があるのでしょうか?
一番は骨盤内の血流を上げてくれる!ということです。
カイロやホットパックで体表から温めてあげるのもいいですが、運動して体の中から血流を上げてあげるということがすごく大切です☆
生理痛が強い方は、子宮に栄養を送っている子宮動脈の血管抵抗が強いと言われています。
血管抵抗が強いと、血管がうまく伸び縮みできません。
そうなると子宮に必要な栄養や血液を届けられず、子宮内は虚血状態になり痛みを引き起こします。
ここでポイント☆
この子宮動脈の親元である総腸骨動脈というのがあるのですが、この動脈の近くに股関節を曲げる腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉があります。
なので、股関節を曲げ伸ばししたり、動かしてあげることで、子宮内への血流が上がり、生理痛の軽減に繋がっていきます(^_^)
※腸腰筋のストレッチやトレーニングは調べると色々出てくると思いますが、ちゃんと正しく使えているか、感覚が分からないままするとエラーも出やすいので、きちんみてくれる先生や施設の元で行うことをおすすめします。
(もちろん当院でもしっかり指導させていただいております!)
また、背中や腰の背骨の動きの硬さも、骨盤内の血流を上げる妨げになるので、そこのアプローチもできると尚いいですね。
生理痛が強い人はこの辺りの筋肉が硬いことも多いです。
生理中はホルモンの影響もあり、身体がしんどいこともあるので、生理がきていない期間に運動するのがおすすめ!ここ大切です!!笑
生理痛が強くない方は、生理中にウォーキングや軽い有酸素運動をしていただいてもOKです(*^^*)
運動することで骨盤内の血流を上げる以外にも、気持ちの面でも前向きになれるホルモンが分泌されたり、継続することで筋肉量も増え、冷えの改善にも◎
みなさん、少しずつ運動を生活の中に取り入れてみてください。
継続は力なりです(#^.^#)