産後の骨盤は、出産の際のホルモンの影響と、妊娠中に弱くなった筋肉の影響で大きく広がっています。
広がって、ゆるんだ骨盤。骨盤ベルトを着用することで、ウエストの引き締め効果やO脚改善の効果があります。
今回は、「トコちゃんベルト2」を使用して正しい骨盤ベルトの着け方をお伝えします。
まず、ベルトを巻く位置を確認しましょう。
ポイントになる骨が、骨盤の骨「恥骨」と太ももの骨「大転子(だいてんし)」です。
まずは、「恥骨」を探してみましょう。
おへそから、まっすぐ下に指を降ろすと、硬い骨があります。これが恥骨です。
次に「大転子」を探しましょう。
恥骨から外側に指をたどると外側に出っ張った骨があります。これが大転子です。
ベルトはこの「恥骨」と「大転子」のラインで巻きます。
では実際に巻いてみましょう。
ベルトはまず、輪っか状にしてから足を通します。
上向きになり、膝を立てて寝転び、お尻を上に持ち上げます(骨盤高位)。※骨盤高位にすることで、広がった骨盤に落ち込んだ内臓を引き上げることができます。
骨盤高位の状態で「恥骨」「大転子」ラインにベルトを持ってきます。
お尻の穴を「キュッ」と引き締めて、ベルトを締めます。
引っ張った力を緩めずにマジックを止めます。
ベルトの強さは、骨盤高位の状態でベルトの下に手を入れたとき、手の平一枚入るぐらいです。
正面から見ると・・・ 横から見ると・・・
どうですか?みなさん、上手く巻くことができましたか?
骨盤ベルトは、正しく装着すると産後の骨盤を早く戻し、ウエストの引き締め、O脚改善に効果があります。
しかし、誤って装着すると逆効果です。
ベルトを巻いて「気持ちいい」「楽」を感じた方は、ベルトを着けて生活してください。
ベルトを巻いても、「苦しい」「気分が悪くなる」「痛くなる」と感じた方は、使用を中止していただきすぐにご相談ください。
特に、下記の場合は直ちに使用を中止してご相談ください。
- ベルトを着用して、症状が悪化したり気分が悪くなる
- 骨盤ベルトを使用しても股関節痛や腰痛が改善しない
- 骨盤ベルトを巻くことで、痛い場所が変化する場合
これらのケースは、骨盤ベルトを巻くことで体の状態が悪化する場合がありますので、当院か最寄りの助産師さんにご相談ください。
正しく着用することにより、腰痛、骨盤痛、肩こり、尿漏れなどの産後の不快症状を予防することができます。
産後すぐから約2ヶ月程は、骨盤ベルトを着用して生活してください。
今回は、「トコちゃんベルト2」の着用方法をご紹介しました。
別の骨盤ベルトのお持ちの方は、一度、同じように巻いてみていただき、合わないようでしたらご相談ください。
産後、骨盤を締めて楽しい育児LIFEを過ごしましょう(*^-^*)
産後のスタイルや腰痛、股関節痛でお悩みの方は、
ひろゆらり鍼灸整骨院 072−807−3210までご相談ください。